賃金や退職金の変更に対する労働者の同意

  • 2016.08.01 Monday
  • 17:38

賃金や退職金の変更に対する労働者の同意について、最高裁判決(平成28年2月19日)が出たので、ご紹介いたします。

 

その判旨は、

賃金や退職金に関する労働条件の変更に対する労働者の同意の有無については、労働者が使用者に使用されてその指揮命令に服すべき立場に置かれており、自らの意思決定の基礎となる情報を収集する能力にも限界があることに照らせば、当該変更を受け入れる旨の労働者の行為の有無だけでなく、当該変更により労働者にもたらされる不利益の内容及び程度、労働者により当該行為がされるに至った経緯及びその態様、当該行為に先立つ労働者への情報提供又は説明の内容等に照らして、当該行為が労働者の自由な意思に基づいてされたものと認めるに足りる合理的な理由が客観的に存在するか否かという観点からも、判断されるべき

というものです。

 

賃金や退職金の変更について労働者の同意を取る場合には、単に同意を取るだけでは足りず、不利益の内容・程度について、労働者へ情報提供・説明が必要ということになります。

 

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