共同相続人間の相続分の無償譲渡と特別受益

  • 2019.05.26 Sunday
  • 16:14

共同相続人間の相続分の無償譲渡が、相続分・遺留分算定の基礎に含まれる民法903条1項の譲渡に当たるかについて、最高裁判決(平成30年10月19日)がなされましたので、ご報告いたします。

 

その判旨は、

共同相続人間の相続分の無償譲渡は、譲渡に係る相続分に含まれる積極財産及び消極財産の価額等を考慮して算定した当該相続分に財産的価値があるとはいえない場合を除き、民法903条1項に規定する「譲渡」に当たる

というものです。

 

 

民法903条1項

共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与の価額を加えたものを相続財産とみなし、前三条の規定により算定した相続分の中からその遺贈又は贈与の価額を控除した残額をもってその者の相続分とする。

 

民法1044条

第887条第2項及び第3項、第900条、第901条、第903条並びに第904条の規定は、遺留分について準用する

 

 

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